南半球のオーストラリアはこれから春です。
もう2週間前から暖かさを感じる季節になりました。
と言っても、冬は日本のような寒さではありませんから春は暑いくらいです(汗)
さてそんな時期になると、日本と同じように桜が見たくなってしまいます。
昨日、知人たちが桜を見に行ったという話を聞いて以前に訪れたところを思い出しました。
実際、桜が見れる場所がちらほらあるんです。
メルボルンという都会には、かなり広く桜並木があるそうです。
まだ見たことはありませんが、オージー人はそれを自慢し、楽しんでいますよ。
意外なことにオージー人は桜に憧れを抱いている人が多いんです。
「日本に桜を見に行きたいんだけど、3月くらいなら見れる?」と質問されることもしばしば。
私のいるゴールドコーストは、タンボリンという少し山手に行くと桜が見れます。
我が家から車で約1時間、自然公園として整備されています。
駐車場もたくさんあります。
近くにはブドウ栽培をしているのでここからワイナリーにも行けます。
ぶどう酒の産地として有名ですよ。
観光名所になっていて、ぶどう酒の味見ができます(酔)
試飲販売もやっていてついついたくさん買い込む人も多いようです。
桜を見に行く前に、管理事務所に咲く具合を確認してから行きます。
蕾なのか、3部咲なのか、5部咲かまたは満開なのか、そのとしで開花時期が
違うので折角行くのに見たい咲き頃を下調べは必要。
気の合った友達と連れ立って、お弁当を持って出かけます。
整備された公園のいたるところに休憩所がありますので、好きな場所でお花見です。
でもパブリックの場所ではお酒は飲めません。アルコール禁止です。
現地に着いたら、名々お弁当をひらき中身を交換したりして親睦を高めます。
そんな様子をそばで、クッカバーラ(カワセミ)が見ています。
ここのクッカバーラはズシッと重たくて、動作は緩慢です。
ですが肉食なので、ミートボールのようなものを好みますよ。
完全野生なんですが、餌をそばに置いておくと近寄ってきて食べます。
たまに手に乗せて差し出すと食べたりするんで可愛いですね。
そんな食事が終わって、いよいよ桜見物に植物園内をめぐります。
私が訪れた時は、1部はまだ若い桜の木だったので幹が細かった。
あれから5〜6年経つので今頃は立派な桜になっているでしょう。
ちなみに、八重桜でしたが
それでもオーストラリアで桜が見れることに感動的でしたね。
小さな規模ながら桜並木も作っていたので綺麗でしたよ。
全部同じくらいの成木だったので、見栄えがよかったです。
途中、写真を撮ったりティータイムしたりしながら
暑い中、見とれて長時間歩いていると汗びっしょり。
さらに進むとソメイヨシノの苗木が育樹中でした。
これが成長して綺麗な花を咲かせる頃にまた出かけたいなと思いながら、
日本に想いを馳せながら見物して回りました。
日本の桜の名所とは違いますが、異国で見る桜はまた格別です。
桜を日本でみたい、そんな夢を見たオーストラリアの初夏の1日でした。