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私たちの18年来のオージーの友人が他州に行ってしまった(寂)
年齢も年齢なので、子供の近くのリタイアビレッジに決めたそうです。
(リタイアメントビレッジの記事はバックナンバーで読めます)
どこの国の人も、年をとるとやはり家族肉親の近くに行くようです。
日本のように同居はしないけど近くにいることで、お互いが安心だと思うんですね。
彼らが去ってしまう前にお別れ会をしようということになって!
集まった人たちと昔話になりました。
私たち夫婦と最初に出会った経緯やその後のお付き合いで重ねた思い出など。
このご夫婦、50年くらい前に日本に行ったことがあったんですね。
そこでの思い出話をしてくれました。
今も昔も海外の人はホリデーが長いのでゆっくり見物できたことでしょう。
ましてまだ新幹線はできたなかった?
東京から京都、中国四国、九州と日本を半周したそうです。
それ相当の思い出もできたことでしょうね。
たくさんの写真も持っていたので見せてもらいました。
懐かしい場所も写っていましたよ。
ホテルの名前は忘れていましたけど、出された料理に驚いたそうです。
好き嫌いのないお二人さん、出てきた舟盛りの刺身に目を丸くしたことなど。
ちょうどその時ホテルで結婚式があったようで
「黒い着物を着た人がぞろぞろ歩いていた」
「中年の女性は全員黒い着物着ていた」
「花嫁さんは綺麗な着物を着ていた」
など珍しかった話を披露して楽しみました。
そして最後にみんなで記念撮影をしたんです。
ところが、彼女が私にアドバイスをするんです。
何かと言うと
「日本人は写真に写る時、口を閉じている。」
「少し口を開けた方が綺麗よ」
なるほど、最近は口を開けている人はいるけどまだまだですね。
確かに昔の写真を見ると、口を閉じている写真が多い。
そして最近の写真は、少し口を開けて微笑んでいる。
比べたらやっぱり少し口を開けている方が綺麗、魅力的。
外国人から見たら「口を閉じてニンマリ」は気持ちが悪いのかもしれません。
彼らが見た結婚式の集合写真でも、
ほとんどの人が「口閉じでニンマリ」だったのは違和感を感じたのかもしれません。
映画のポスターやブロマイドのモデルさんたちは、口を開けていますね、綺麗だわ。
美に関する感覚も考え方も違う日本人、時代とともに変わってくるんでしょう。
私はこれから写真を写してもらうときは、上品に口を開けて白い歯がチラリと見えるくらいの魅力的な
被写体になります(笑)
皆さんも特に外国の人と写真を撮るときには、少し意識して見るといいかもしれません。